FIREまであと7年。でも、自由は今使いたい。

お金と投資

前回、「FIREしたい、というより自由が欲しい」ということを書きました。

では、その自由を何に使いたいのか。

最近は、その答えがかなり具体的になってきました。

年明けに、子どもの大きな手術を予定しています。

術後の経過次第では、1か月程度の付き添い入院になる可能性もあります。

そして今回は、私が付き添うことになりそうです。

年明けの1か月をどうするか

1か月。

会社員として考えると、なかなか長い期間です。

幸い、現在の仕事は営業関係とはいえ、すべてが会社にいなければできない仕事ではありません。

メールを返したり、資料を作ったり、数字を確認したり。

病院からでもできる仕事はあります。

そのため今のところ、

有給を使いながら、半日は休み、半日は在宅勤務。

そんな働き方ができないかと考えています。

もちろん、手術後の状況によっては仕事どころではない日もあるでしょう。

予定通りにいく保証もありません。

それでも、

「1か月仕事を離れたら、生活費はどうしよう」

というところまで切迫せずに考えられているのは、今まで資産形成を続けてきたことも大きいと思います。

お金があれば、子どもの手術が怖くなくなるわけではありません。

付き添いが楽になるわけでもない。

仕事の責任がなくなるわけでもありません。

ただ、

考えなければいけないことを、一つ減らすことはできる。

それは思っていた以上に大きなことでした。

FIREするためなら、使わない方が正しい

私の投資方針は、それほど複雑ではありません。

基本的には、一度買った銘柄はあまり売らない。

いわゆるガチホです。

日本株は高配当銘柄を中心に保有し、新しく投資する資金はオルカンを中心に、一部S&P500などにも入れています。

そして、これまでは配当金も基本的に再投資してきました。

入ってきた配当でまた株を買う。

そこからさらに配当が生まれる。

資産形成だけを考えれば、その方が合理的です。

配当金も使わない。

できるだけ生活費を抑える。

余ったお金は投資する。

そうやって複利を効かせた方が、当然FIREには早く近づきます。

ただ、今年は配当金を再投資せず、いろいろな支払いに使いました。

以前なら、

「せっかくの配当を使ってしまうのはもったいない」

と思ったかもしれません。

ところが、実際に使ってみると意外と平気でした。

今年は相場環境が良かったこともあり、配当金を使っていても、資産全体としては増えています。

もちろん、再投資していればもっと増えていたかもしれません。

それでも、

別に全部再投資しなくてもいいんじゃないか。

最近は、そう思うようになりました。

資産を増やすことが目的になっていないか

投資をしていると、数字が大きくなること自体が面白くなります。

資産○千万円。

年間配当○万円。

FIREまであと○年。

去年より何%増えた。

数字で見えるので、成長している実感もあります。

でも、そこで一度考えました。

資産を増やすこと自体が目的になっていないだろうか。

かなり楽観的な計算をすれば、このままいけば7年後くらいにはFIREできる可能性があります。

では、その7年間はどうするのか。

少しでも早くFIREするために、旅行を我慢する。

配当金も全部再投資する。

できるだけ仕事を休まない。

家族との時間も後回しにする。

そして7年後、

「さあ、自由になった」

と言う。

それは、何か違う気がします。

旅行にお金を使う

今年は、配当金の一部を旅行にも使っていこうと思っています。

もともと旅行は自分の趣味でもあります。

もちろん、一人で旅行するのも楽しい。

でも今は、家族みんなで出かけることの方に価値を感じるようになりました。

子どもがいて、さらに酸素吸入器なども必要になると、旅行先はどこでもいいわけではありません。

温泉に行きたいと思っても、設備や部屋の広さ、移動のしやすさなどを考えると、ある程度きちんとした宿を選んだ方が安心です。

親としても、その方が気楽です。

その分、どうしても旅行代は高くなります。

少し前の自分なら、

「そのお金を投資に回したら、将来いくらになるだろう」

と計算していたかもしれません。

今も計算はします。

でも、その上で使おうと思っています。

なぜなら、

家族全員で温泉に行ける期間も、思っているほど長くないからです。

子どもはいずれ大きくなります。

親と旅行に行かなくなるかもしれません。

家族全員の予定を合わせることだって、今より難しくなるでしょう。

そして我が家の場合は、体調の問題もあります。

「また今度行けばいい」

と思っていた“今度”が、必ず来るとは限りません。

そう考えると、旅行代は単なる消費ではなく、

今しか作れない思い出を買っている

とも言える気がします。

未来の自由のために、今の自由を全部売らない

FIREを目指すこと自体は、今も変わっていません。

経済的に自由になりたい。

仕事をしなくても生活できる状態にはなりたい。

ただ、そのために今の時間を全部犠牲にする必要はないと思うようになりました。

7年後の自由も大切です。

でも、

年明けに子どものそばにいられる1か月も大切です。

今年、家族みんなで温泉に行く時間も大切です。

配当金をすべて再投資すれば、7年後の資産はもう少し大きくなるかもしれません。

でも、その代わりに失った時間は、あとから買い戻すことができません。

資産形成というと、どうしても

「いくら貯めるか」

「何歳でFIREするか」

という話になりがちです。

でも自分の場合は、少し違ってきました。

FIREしたいのではなく、家族との時間が欲しい。

家族との時間を、自分で選べるようになりたい。

だから経済的自由が欲しい。

そして、完全なFIREを達成する前から、その自由を少しずつ使ってもいい。

最近はそんなふうに考えています。

資産を最大化することと、人生を最大化することは、たぶん同じではありません。

7年後のFIREを目指しながら、

年明けの1か月にもお金を使う。

今年の旅行にもお金を使う。

そのくらいでちょうどいいのかもしれません。

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