パスポートを見返していたら、ちょっと珍しいスタンプが残っていました。
「VOID」

前回タイを訪れたのは、2023年。
帰国便に乗るために一度は出国審査を通ったものの、まさかの飛行機が飛ばず。
そのため出国を取り消して、再びタイ側へ戻ることになりました。
そして翌日、ようやく帰国。
そんなドタバタだった前回のタイから3年。
今年、仕事で再びタイへ行くことになりました。
この日のことは、今でもかなり鮮明に覚えています。
というのも、本来であれば朝に日本へ到着して、そのまま妻と一緒に病院へ行く予定だったからです。
その日は、息子の病気について大事な話を聞く日でした。
ところがフライト変更で帰国できず、結果として妻を一人で病院へ行かせることになってしまいました。
当時の自分にとっては、かなり大きな出来事。
なのでタイという国には、楽しかった思い出と同時に、
「帰れなかったな……」
という記憶も強く残っています。
ある意味、ちょっとしたトラウマです(笑)。
そんな前回のタイ滞在で訪れたのが、バンコクにあるエラワン廟でした。
正式には「プラ・プロム(エラワン廟)」と呼ばれる、バンコク中心部のラチャプラソン交差点にある祠です。
祀られているのは、ヒンドゥー教で宇宙の創造を司るブラフマー神。
もともとは1950年代、当時この場所に建設されていたエラワン・ホテルでトラブルが相次いだため、占星術師の助言を受けて建てられたそうです。
祠が完成してから工事が順調に進んだことから、いつしか**「願い事がかなう場所」**として有名になり、今ではタイ国内だけでなく世界中から参拝者が訪れる、バンコク屈指のパワースポットになっています。タイ観光案内サイト | 【公式】タイ国政府観光庁
そして前回、僕もここでお願いをしました。
願ったのは、
「生まれてくる子どもも含め、家族全員でここに戻ってこられますように」
ということ。
無事に生まれて、いつか家族みんなで海外旅行ができるようになったらいいな。
そんな思いでお願いしたのを覚えています。
そして今回、3年ぶりのバンコク。
今回も前回と同じく、仕事での訪問です。
あのときの願いが100%叶ったかと言われると、まだそうではありません。
でも、一部は叶っている。
子どもは無事に生まれ、家族も増えました。
まだ家族全員でタイへ来るところまでは行けていませんが、少しずつ願った未来には近づいているのかな、と思っています。
そしてエラワン廟には、もう一つ特徴があります。
願いが叶ったら、お礼参りをすること。
その代表的な方法が、タイの伝統舞踊を奉納することです。
実際、エラワン廟には舞踊団が待機していて、願いが叶った人がお礼として踊りを奉納する習慣があります。タイ観光案内サイト | 【公式】タイ国政府観光庁
なので今回、タイに来たら絶対にやっておきたかったこと。
それが、このお礼参りでした。
お参りのときは、お花などを供えます。

そして今回は、お礼として踊りを奉納。
ほかにも象の置物をたくさん見かけたので、あれも何か意味があるんだろうなと思いながら眺めていました。
踊りは人数を選ぶことができます。
フルだと8人で踊っていただけるようなのですが、
願いはまだ100%叶っていないということで、今回は4人で。
……ケチかい!
料金は400バーツ。
日本円で2,000円くらいでした。
ただ踊ってもらうだけではなく、最初に自分の名前を書いて渡します。

どうやら踊りの中で、その名前を呼んでいただいている……らしいです。
「らしい」というのは、
お礼をすることに夢中になっていて、自分の名前が呼ばれていたのかまったく分からなかったからです(笑)。
今回のタイ出張は、これまでの海外出張の中でもかなり大変でした。
現地での仕事をしながら、日本で普段やっている仕事もほぼそのまま。
メールも来る。
確認事項も来る。
決めなければいけないことも来る。
たぶん、これまでの海外出張の中で一番忙しかったんじゃないかなと思います。
観光らしい観光をする時間もほとんどありませんでした。
それでも、
今回のタイで絶対にやっておきたかったのが、このお礼参りでした。
まだ、
「家族全員でこの場所に戻ってくる」
という願いは叶っていません。
なので、いつか本当に家族全員でエラワン廟に戻ってこられたら、
そのときは今度こそ8人で踊ってもらおうと思います。
たぶん。
いや、その時くらいはケチらず8人で(笑)。
そして次回は、アマンバンコクでのステイについて。
今回のタイ出張中、唯一と言ってもいいくらいのご褒美ステイでした。
ご褒美とはいえ、あくまで仕事です!

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